5日夜に米3月雇用統計が発表された。
5日午後9時半に米3月雇用統計が発表され、予想の前月比20万人増に対し結果は30万3000人増と予想を大きく上回った。この統計を受けて米経済に対する楽観的な見方が広がり、この日のNY株式市場は序盤から堅調な展開が継続。ダウ工業平均は一時前日比500ドル近く上昇し、終値は307ドル高で5営業日ぶりのプラス引けとなった。
来週月曜の展望
来週は午後3時にドイツの2月鉱工業生産が発表されます。
5日の午前3時頃にバイデン大統領が「ガザの状況は容認できない」と発言したことが地政学的リスクの増大につながり、株式市場の地合を悪化させた。NYダウはそのまま530ドル安で終わり、5日の日経225平均は546円安の39,237円で寄り付き。前場も売りが殺到して39,000円を割り、一時は前日から1,000円近く下落。後場になるとようやく下げが止まり終値は781円安の38,992円だった。
すでに述べたように5日午前3時頃のバイデン大統領の発言でリスク回避ムードが高まり、為替市場ではその後円高が進行。円高は午前中まで続き、一時は1ドル=151円を割って150円台をつけた。だがその後は午後から夜にかけて反発。そして午後9時半には米3月雇用統計が発表され、予想を大きく上回る30万3000人だった。統計発表直後に米ドル買いが増えたが、介入警戒感からこの日も152円は越えられず小幅上昇に留まった。
バイデン大統領の発言で中東懸念と原油供給懸念が高まり、5日未明にはNY原油が急騰して昨年10月以来となる87ドルをつけた。5日日中は新しい材料がなく、主に86ドル台後半で推移。しかし地政学的リスクなど原油高要因は消えず夜から6日未明にかけてまた買われて一時は87.5ドルをつけたが、今週終了間際に小幅下落した。
3月以降金価格は上昇が続いており、バイデン大統領の発言で地政学的リスクが高まったことがまた新たな金買い材料となった。5日朝方にやや下落して2,270ドルをつけたNY金は、そこから反発。夜の米3月雇用統計発表直後は多少下げたもののその後は急上昇し、6日未明には一時2,330ドルをつけて史上最高値を大きく更新した。
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